フェーズフリーは年齢、性別、国籍などを超えたすべての人々、家庭から世界までのさまざまな場所、プロダクトや建築、情報やサービスなど、あらゆる領域に広がる可能性を持っています。広がってゆくほどに、より安心で安全なフェーズフリーな社会が実現されます。
フェーズフリーは防災という単独の価値とは違い、あらゆる商品やサービスに掛け合わされる付加価値です。そのため、すべての産業において、それぞれの視点で価値を創出することができます。
いつもの時も、もしもの時も、あらゆる領域で安心を生み出すフェーズフリー。ふだん使っている食器や文具、ファッションやコスメから、乗り物や施設、サービスまであらゆる分野に広がります。フェーズフリーのアプローチが世の中に拡大するに従って災害対応力も向上し、社会全体の安心や安全を叶える、フェーズフリーな社会が実現します。
フェーズフリーは、誰もが自由に発想し活用できるもの。
それぞれの視点から発信されたアイデアや実現したモノやサービスは、フェーズフリーというプラットフォームのなかで触発しあい、また新たな価値へ次から次へとつながっていきます。そうして生まれたたくさんのアイデアは、やがて自分や大切な人を守ることにつながるのです。
フェーズフリーの考え方で、自分だったらどのような商品・サービスが欲しいと思いますか?フェーズフリーを活用して、あなたの仕事や会社でどのような商品やサービスを生みだすことができますか? フェーズフリーとは、アイデアを自由に発信できるプラットフォーム。あなたの発想を、世の中の新しい価値にしてください。
フェーズフリーという自由なプラットフォームに発信されたアイデアは、それをきっかけにまた別のアイデアへとつながり、新たな価値が限りなく生まれつづけます。フェーズフリーは、コンセプトであり、プラットフォームであり、ムーブメントであり、アイデアや価値でもあります。あなたの一つのひらめきが、世界を一変させるアイデアの種になるかもしれません。
フェーズフリーは単なる理想論ではなく、ビジネスとして成立する仕組みを考えています。
フェーズフリー認証やアワードの開催、またイベントや情報発信、さらにアドバイスやコンサルティングなどを実施することで、一つひとつのアイデアを大切にしてしっかりと社会に価値を与え、循環・浸透させていきます。
あなたのひらめきが社会を変え、もしもの時に誰かを笑顔にするのです。
事業として成立させて継続させていくためには、ビジネスとしての土台をしっかりさせる必要があります。生産者と消費者をつないで社会に価値を循環させる、継続的なビジネススキームを構築しています。
フェーズフリーに関する定期的な情報発信、イベントや展示会の実施、フェーズフリー・アワードの開催や認証の付与、そのほかアセスメントといったサポートを行い、新たなアイデアや価値を、社会に確実に発信・浸透させていきます。
世の中のフェーズフリー化を推進することで社会全体の災害対応力が向上すると、私たちは災害からもっとフリーになって安心な生活を送ることができます。多様に広がるその可能性を、ぜひ一緒に考えていきましょう!
・ フェーズフリーのプロダクトやサービスを考える際の4つの視点です
・ どの視点からもスタートすることが可能です
・ 必ずしも厳密でなくても良いので、イメージやアイデアを広げてください
災害・被害の要因となる“ 危機( ハザード)の種類”を想定します。自然由来で発生するものから、人的由来によって起こるものなどさまざまな種類があります。
年齢・性別・国籍など、そのプロダクトやサービスを“利用する人”を想定します。赤ちゃんから高齢者まで、フェーズフリーはすべての人々に関わります。
日常時や非常時における“被害のレベル”はいろいろ。傘を忘れて雨に濡れたといった小さな「出来事」から、災害で生存者がいない「大惨事」までその規模はさまざまです。
災害が発生すると、日常時から非常時に突入します。非常時は「①災害予知・早期警報」から「⑤ 復旧・復興」までのサイクルがあり、その“タイミング”によって必要になるプロダクトやサービスは変化します。
4つの視点が一つになると、
フェーズフリーのプロダクト
やサービスが生まれます。
PhaseFree(フェーズフリー)とは、平常時(日常時)や災害時(非常時)などのフェーズ(社会の概念)に関わらず、適切な生活の質を確保しようとする概念です。この概念は、フェーズフリーの以下の5つの原則に基づいた商品、サービスによって実現されます。
フェーズフリーは、難しく敷居の高いものではありません。価値の提供方法に応じた4つのカテゴリを設定し、さらにモノを軸にした「プロダクト分野」と、コトを軸にした「サービス分野」に分類し、フェーズフリーを幅広く定義します。